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Windows 7のIE 8にはタッチ機能

» 2009年01月13日 17時54分 公開
[ITmedia]

 米Microsoftが9日にリリースしたWindows 7のβ版には、同OSならではの機能を備えたInternet Explorer(IE)8のβ版が搭載されている。その機能について、同社が公式ブログで説明した。

 その1つがタスクバーでのタブ表示だ。Windows 7では、マウスをタスクバーのIEアイコンに合わせると、すべてのIEウィンドウの全タブのサムネイル画像が表示される。見たいページをクリックすれば、そのページが現れる。

 また、Windows 7のIE 8では、「Jumplist」で履歴リストの頻繁に訪問するサイトに手早くアクセスできるようにしたという。IEが起動していなくても、タスクバーのIEアイコンからリストを開くことができ、リストからサイトを選んでクリックするとIEが立ち上がって選んだサイトが表示される。アドレスバーのテキストにマウスを合わせて下方向へドラッグするだけでも、頻繁にアクセスするサイトを開ける。

 タッチ対応デバイスでは、指によるタッチ入力が可能だ。タッチ入力は、人によって指のサイズや触れ方が違うため、精度でマウスに劣る傾向があるが、Microsoftはよく使われる2〜3の機能を操作しやすくすることでこの問題に対処したとしている。タッチ入力で「Favorites Center」や「Smart Address Bar」を起動すると、指で操作しやすいように通常よりも項目間の間隔が広くなる。

 また指でのページスクロールをデフォルトでサポートし、左フリックと右フリックで「戻る」「進む」ができるようにしたという。このほか、リンクに指を置いて少しドラッグして放すと新しいタブでリンク開くことができ、マルチタッチ対応デバイスでは2本指でのズームもできる。

 最後に、Microsoftはサイト開発者に対し、IE 8のレンダリングプラットフォームはOSを問わず同じなので、IE 8向けのページを一度書くだけでいいと伝えている。

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