マツダ初のサラウンドビューを採用、「アクセラ」で運転支援が標準装備化安全システム

マツダは「アクセラ」の商品改良を実施して2017年9月21日から発売すると発表した。運転支援システム「i-ACTIVSENSE」を全車で標準装備とし、同社初となるサラウンドビューシステム「360°ビュー・モニター」も採用する。

» 2017年08月25日 07時00分 公開
[齊藤由希MONOist]
「360°ビュー・モニター」の機能イメージ(クリックして拡大) 出典:マツダ

 マツダは2017年8月24日、「アクセラ」の商品改良を実施して9月21日から発売すると発表した。運転支援システム「i-ACTIVSENSE」を全車で標準装備とし、同社初となるサラウンドビューシステム「360°ビュー・モニター」も採用する。

 マツダはアクセラの他、「デミオ」「アテンザ」「CX-3」「CX-5」を対象に、自動ブレーキ、AT誤発進抑制制御、車線変更時の後側方の車両を知らせるブラインドスポットモニタリング(BSM)、駐車場などで後退時に他の車両が横から接近するのを知らせるリアクロストラフィックアラート(RCTA)を2017年度中に標準装着とする計画を発表していた。

 アクセラに搭載する自動ブレーキは、カメラで前方車両だけでなく歩行者も検知する「アドバンストスマートシティブレーキサポート」だ。上記の機能に加えて車線逸脱警報システムや、「ハイビームコントロールシステム」または「アダプティブLEDヘッドライト」も標準装備となる。

 今回のアクセラの商品改良で5モデル全てで標準装備化が完了し、経済産業省や国土交通省などが普及させている「安全運転サポート車」の「サポカーS・ワイド」の条件を5モデルが満たした。

 マツダとして初採用となる360°ビュー・モニターは、駐車場などを低速で走行する時に、車両の周囲をモニターで確認できるようにする、いわゆるサラウンドビューシステムだ。駐車時の周囲確認を支援するトップビューや、路地から出る時に左右を確認しやすくするフロントワイドビュー、車両の左右を視認できるサイドビュー、後退時のリアワイドビューなどで運転を支援する。

 パワートレインのラインアップも見直し、排気量1.5l(リットル)のディーゼルエンジン「SKYACTIV-D 1.5」をアクセラ セダンに設定。また、本革シートや運転席パワーシートなどを標準装備にした「L Package」で排気量1.5lのガソリンエンジンを選択できるようにした。

アクセラのセダン(左)とスポーツ(右)。ソウルレッドクリスタルメタリックを採用する(クリックして拡大) 出典:マツダ
「L Package」のインテリア(クリックして拡大) 出典:マツダ

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