5月のMS月例セキュリティ情報は「緊急」が2件

Microsoftの月例セキュリティ更新プログラムは日本時間の5月12日に公開する予定だ。

» 2010年05月07日 08時12分 公開
[ITmedia]

 米Microsoftは5月11日(日本時間12日)に2件の月例セキュリティ情報を公開し、WindowsとOfficeに存在する各1件の脆弱性に対処する。最大深刻度は、2件とも4段階で最も高い「緊急」となる。6日の事前通知で明らかにした。

 Windowsの脆弱性は、Windows 2000/XP/Vista、Windows Server 2003/2008が深刻な影響を受ける。一方、Windows 7とWindows Server 2008 R2は初期設定の状態では影響を受けないといい、深刻度は1段階低い「重要」となっている。

 Office関連の脆弱性は、開発ツールのVisual Basic for Applicationsにおける深刻度が「緊急」、Office XPとOffice 2003、2007 Microsoft Office Systemでは「重要」となっている。

 なお、4月に発覚したSharePointの脆弱性については、まだ修正のための更新プログラムを開発中だといい、5月の月例での提供は見送る。更新プログラムがリリースされるまでの間、ユーザーはアドバイザリーに記載された回避策を取るようMicrosoftは呼び掛けている。

関連キーワード

Microsoft | 月例パッチ | 脆弱性 | Windows | Office


企業向け情報を集約した「ITmedia エンタープライズ」も併せてチェック

過去のセキュリティニュース一覧はこちら

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ