auのランキングで注目すべきは、初登場で首位を獲得した「G9」だろう。
auの新ブランドiidaの中でもG9に関する記事は多く読まれており、注目度の高さは突出している。同モデルが発売されたのは4月17日だが、ランキングの集計期間は4月13日〜19日――つまり、週末3日間の販売台数でトップに躍り出たことになる。キャリア総合ランキングでも8位にランクインしており、きっちり1週間分が集計される次回、どこまで順位を上げるか気になるところだ。
ところで、いくつかの店舗でiidaのコーナーを見てみたが、どこもオレンジではなく白を基調としたシンプルな什器で端末を展示し、auの売り場にこそあるものの「au」のブランド名は価格表などの一部を除き見られなかった。「au design project」よりもさらにブランドとして差別化を図っていこうとするKDDIの狙いが見て取れる。
2位は、発売以来トップの座を守っていた「Cyber-shotケータイ S001」が獲得。G9は同モデルをベースに開発されており、兄弟モデルがワンツーフィニッシュを飾ったことになる。ただ今回、S001はキャリア総合のトップ10から姿を消しており、徐々に販売台数が落ちていると予想される。
トップ10圏外からは「簡単ケータイ W62PT」が12位から7位へと順位を上げてランクインした。都内量販店での同モデルの価格は、シンプルコースだと新規・機種変更ともに3万240円で、さほど割安感はないが。一方、フルサポートコースでは新規が1円、機種変更が9240円と案内されていた。
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