金属好きにはたまらない「G9」の質感Mobile Weekly Top10

» 2009年04月15日 00時00分 公開
[園部修,ITmedia]

 先週のアクセスランキングは、KDDIが「au design project」の後継として打ち出した新しいブランド「iida」のファーストモデル、「G9」の記事がトップを獲得した。ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製の高機能端末ということもあり、草間彌生氏によるArt Editionsやシンプル端末「misora」よりも高い注目を集めた。

 プロダクトデザイナーの岩崎一郎氏がデザインを手がけたG9は、周囲にチタン化合物を薄膜コーティングしたステンレス製のフレームを配し、鈍く光る高級感あふれるデザインが特徴のモデル。ダイヤルキーはキートップを斜めに配したスラントキーで、実はこのキーはアルミ製。一目見て「欲しい!」と思った読者も多かったのではないだろうか。

 実際、発表会場でG9の実機を触った筆者も、これならフルサポート解除料を払ってでも買い換える価値はある、と感じた(ちなみに筆者の端末は13カ月目のW54SA)。手に持った時にひんやりとした冷たさを感じらる、金属好きにはなかなかグッと来る端末だ。機能面でも適度にハイスペックで、発表会では価格はそれほど高くならないと言われていたので、発売されれば人気になるだろう。発売日はまだ正式には発表されていないが、auショップなどで17日からの発売をアナウンスしているところがあった。

 この「さまざまなデザイナーとコラボレートしていくためのステージ」として用意されたiida。“舞台”だからなのだろうか、全体を統括する1つの明確な筋道というか、“監督”に相当する思想のようなものが今ひとつ見えなかった点は気になっているのだが、果たして携帯電話ユーザーにはどのように受け入れられるのだろうか。

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