JALが2月に刷新した国内線の運賃・空席検索システムには、日本オラクルのインメモリ・データベースを採用。運賃の高速検索が実現した。
日本航空(JAL)は、インターネットを使った国内線の運賃・空席検索システムを2月に刷新した。インメモリ・データベース製品を採用し、運賃の高速検索を実現した。製品を提供した日本オラクルが7月29日に発表した。
JALは2月24日に、航空運賃と利用者の希望日から安価な運賃を提案する情報システムを刷新した。5月末には再安価の運賃を検索する機能「簡単モード」を導入。日程や行き先が決まっていない旅行の運賃を、旅行の期間や方面から割り出せるようになった。
新システムには、日本オラクルのリレーショナルデータベース「Oracle TimesTen In-Memory Database」を採用。アプリケーション層を含めミリ秒単位の処理が可能になったことで、運賃を高速で検索する仕組みが整備できた。情報システムを拡張する際の生産性向上にもつながるという。
Oracle TimesTen In-Memory Databaseを採用したのは2007年の春。データベース「Oracle Database」およびオプション製品「Oracle Real Application Clusters」も併せて導入している。
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