プリンスホテル、営業支援システムで営業提案のロスを軽減eセールスマネージャーを活用

プリンスホテルは、複数のホテルで保有する法人顧客のデータを一元管理し、営業情報をホテル間で共有する環境を「eセールスマネージャー」で構築した。

» 2008年12月02日 20時18分 公開
[ITmedia]

 プリンスホテルは、首都圏で大型宴会場を保有する7つのホテルにソフトブレーンの営業支援サービス「eセールスマネージャー」を導入した。7月に稼働を開始しており、ホテル間で連携して営業活動ができる環境を整えた。ソフトブレーンが12月2日に発表した。

 プリンスホテルの5つのホテルで保有している法人顧客の基本属性やランク、手配、クレーム、ニーズなどの情報を一元管理し、7つのホテルで活用する環境を整えた。問い合わせに対してホテルの宴会と宿泊の営業担当者が迅速に顧客データを照会できるようになったという。時間や提案機会のロスの軽減を見込んでいる。

 同社では大型案件や仮予約の状況などを、各ホテルの営業責任者が会議で共有していた。施設の空き状況などの情報共有が必要な案件を、顧客に提案するまでの時間を短縮することが課題だった。eセールスマネージャーでは、顧客情報や商談の案件状況、活動状況などを営業担当者が入力することで、リアルタイムに情報を共有できるようになった。例えばイベントを開催する際、予算や利用人数に対応した施設を、プリンスホテルが運営するホテルから用意するのに役立つ。

 同社はeセールスマネージャーの運用をサポートする部署を本社に設置して、入力情報の確認や使い方などを各事業所に共有している。「システムの利用人数は公開できない」(ソフトブレーン広報)としている。

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