Domino's Pizza、統合コミュニケーション製品を採用 BlackBerryで音声会議も488カ所の店舗に導入

豪Domino's Pizzaは、ユニファイドコミュニケーションシステムを導入し、業務の効率化を進める。BlackBerryで音声会議や電子メールなどを利用できるようにするという。

» 2008年11月14日 17時31分 公開
[ITmedia]

 オーストラリアのピザチェーン大手Domino's Pizzaは、米Avayaのユニファイドコミュニケーション(UC)ソリューションの採用を決定した。フランチャイズ店などにUCを導入し、BlackBerryとの連携を図る。拠点間の連絡などに使い、業務の効率化を進める見通しだ。ソリューションを展開するAvayaの日本法人である日本アバイアが11月14日に発表した。

 Domino's Pizzaは、主に電話で行ってきた拠点間の連絡業務の効率化と、本社スタッフの移動や滞在費に掛かるコストの削減を目指して、UCを採用した。2009年1月にオーストラリアとニュージーランドにある488カ所のフランチャイズ店や直営店にUCを導入し、約160人の従業員が使えるようにする。

 具体的には、FMC(固定電話と携帯電話を融合したサービス)アプリケーションソフトウェア「Avaya one-X Mobile」を使う。新たに構築するネットワーク上で、同社のマネジャーが使うスマートフォン「BlackBerry」端末を利用できるようにする。Avaya one-X Mobileとのシームレスな統合により、BlackBerryで音声会議、ボイスメール、電子メール、インスタントメッセージングなどが利用できるという。

 そのほかに導入したUCソリューションは、「Avaya Communication Manager 5.0」「Avaya S8500 Media Server」「Avaya G450 Gateway」「Avaya Integrated System Administration Software」「Avaya one-X Deskphone 9640」「Avaya1608 IP Telephone」。

 Domino's Pizzaのバリー・ウィ―チCIO(最高情報責任者)は「基盤となるネットワークインフラに多額の投資をせずに、外部委託していたヘルプデスク用のコールセンターソフトウェアを内製化したり、必要に応じてシステムを拡張したりできるようになった」と話している。

 2009年1月以降には、IPベースのビデオ会議システムをフランス、ベルギー、オランダの拠点に拡張する予定としている。

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