7月の全メールの9割がスパム マイケル・ジャクソンの訃報などに便乗Symantec調べ

Symantecはスパムメール動向とフィッシング詐欺動向についてまとめた月例報告書を発表した。

» 2009年08月07日 09時05分 公開
[ITmedia]

 セキュリティ企業の米Symantecは7月のスパムメール動向とフィッシング詐欺動向をまとめた月例報告書を発表した。全電子メールに占めるスパムメールの割合は平均89%と、依然として高率で推移している。

 報告書によれば、一時的に影をひそめていた画像スパムは再び増加傾向にあり、7月は多い時で全スパムの17%に達した。

 電子メールの内容は劇場公開されたマイケル・ジャクソンさん急死の報に便乗したスパムが相次いだほか、「ハリー・ポッター」関連のスパムやバラク・オバマ米大統領に関連したスパムも出回った。

 フィッシング詐欺報告書によれば、7月はフィッシング詐欺が前月比52%と急増した。正規のSSL証明書を乗っ取って詐欺サイトに利用する手口も増えているという。

 Symantecは、詐欺に使われているWebホスティングサービスやフィッシングツールの動向についてもまとめている。

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