Microsoft、3件の月例セキュリティ情報を公開

3件のうち1件が「緊急」レベルとなり、Windows Mediaなどの脆弱性を解決した。

» 2011年03月09日 08時01分 公開
[鈴木聖子,ITmedia]

 米Microsoftは3月8日、予告通りに3件の月例セキュリティ情報を公開し、WindowsとOfficeに存在する合計4件の脆弱性に対処した。

 3件のセキュリティ情報のうち、最大深刻度が最も高い「緊急」レベルの1件(MS11-015)では、Windows Mediaの脆弱性を解決した。OSはWindows XP、Windows Vista、Windows 7が深刻な影響を受ける。脆弱性は2件あり、このうちの1件は事前に情報が公開されていた。

 いずれの脆弱性も細工を施したファイルを使って悪用される恐れがあり、安定した悪用コードが作成される可能性も高いとして、MicrosoftはMS11-015の更新プログラムを最優先で適用することを勧告している。

 残る2件では、コラボレーションツール「Office Groove 2007」の脆弱性(MS11-016)と、Windowsのリモートデスクトップクライアントの脆弱性(MS11-017)に対処した。それぞれ2010年8月に発覚したDLL読み込みの脆弱性に関連するパッチとなる。2件とも最大深刻度は「重要」レベルだが、安定した悪用コードが作成される可能性は高いとみられている。

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