Microsoft、Bingにクーポン共同購入サービス検索機能「deals」を追加

iPhoneやAndroidでBingの「deals」をタップすると、最寄の店舗が実施中のクーポンが割引率や距離に基づいた順番で一覧表示される。

» 2011年03月04日 09時17分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Microsoftは3月3日(現地時間)、米国版「Bing」にローカルディール(地域の店舗によるバーゲンやクーポンサービス)を検索する機能を追加したと発表した。モバイル版のBingのトップページに「deals」リンクが追加され、iPhoneやAndroid端末でこのリンクをタップすると最寄の店舗で実施しているバーゲンやクーポンサービスの一覧が表示される。デスクトップのWebブラウザでは、ショップ名を検索した場合、そのショップが該当サービスを実施していれば、検索結果に「Deals」と表示される。

 この機能は、ローカルディール集約サービスの米Dealmapとの提携によるもの。Dealmapは、Groupon、Living Social、Restaurant.comなどのクーポン共同購入サービスを集約し、TwitterのツイートやiPhoneアプリ、Facebookなどを通じてユーザーに情報を提供している。Bingの新機能では、全米の1万4000以上の地域の20万以上のローカルディール情報を提供するという。

 モバイル版のBing(m.bing.com)にiPhoneまたはAndroid端末から接続し、追加された「deals」リンクをタップすると、ユーザーの現在地近くでリアルタイムで実施されているクーポン情報が、距離順またはディスカウント率順に表示される。ユーザーは気に入ったクーポンを保存して店舗で利用したり、共同購入に参加したり、メールで友達に知らせることができる。

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 デスクトップ版では、ショップやレストランの名前を検索した場合、その店が何らかのディールを実施していると検索結果に「Deals」リンクが表示される。

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 Microsoftは検索市場でのシェア拡大を狙い、米Facebookとの提携による検索結果への「いいね!」の統合やBing Travelでの航空運賃比較機能など、競合する米Googleとは異なるアプローチでさまざまな機能を充実させている。一方、Googleはクーポン共同購入サイトGrouponに60億ドルの買収を提案し、拒否されたと報じられている

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