PolycomはMicrosoftが2010年下期にリリースする予定の「Communications Server“14”」に最適化した会議システムを開発する。
米Microsoftとビデオ会議システムメーカーの米Polycomは8月9日(現地時間)、企業向けユニファイドコミュニケーション(UC)ソリューション提供に関する複数年にわたる提携契約を結んだと発表した。この契約の下、PolycomはMicrosoftのUCスイート「Office Communications Server(OCS)」の次期版(コードネーム:Communications Server“14”)に最適化した包括的なUCソリューションを開発する。
Polycomは従来、OCSでの利用に特化した設計の音声機器「CXシリーズ」などを提供しているが、今回の提携で、高精細ビデオシステムやメッセージングシステムを含む、より包括的なエンドツーエンドのソリューションを開発するという。CXシリーズに加え、次期OCSに最適化したビデオ会議向けの会議室システムも計画している。MicrosoftはCommunications Server“14”を2010年下半期にリリースする予定。
両社は共同でUC製品のマーケティングキャンペーンを開催するほか、Microsoftの主要なテクノロジーセンターに統合UC製品を設置する。
米調査会社Forrester Researchによると、世界の企業向けUC市場は2015年には145億ドル規模になるという。
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