GPSのデータの表示に高度や速度が加わったほか、Google Earth内でリンク先を表示できる埋め込みWebブラウザが追加された。
米Googleは6月14日(現地時間)、「Google Earth 5.2」をリリースしたと発表した。無料版のほか、有料の「Google Earth Pro」もアップデートした。
新版では、GPS機能を強化した。バージョン5.0ではGPS端末からインポートした追跡データに基づいてGoogle Earth上にルートを表示できたが、これに加えて高度や速度などの情報をグラフとして表示できるようになった。心拍数や歩調に対応するGPSであれば、そうした情報もGoogle Earth上に表示できる。
また、取り込んだルートの再生方法も強化した。タイムアニメーションボタンをクリックするだけで、ルートが滑らかに再生できるようになった。
さらに、Google Earth内でWebブラウジングできる埋め込みWebブラウザが追加された。Google Earthで検索したリンク先を、Google Earthを離れることなく表示できる。リンクをクリックするとWebブラウザが表示され、「Back To Google Earth」をクリックすると元の画面に戻れる。
有料版のGoogle Earthの新機能としては、米国の統計や交通量データレイヤーやMGRS(Military Grid Reference System)グリッドのサポートなどを追加し、GIS(地理情報システム)のインポート機能を向上させたとしている。
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