Googleのブロードバンド実験、1100以上のコミュニティーが応募

Googleは数カ月かけて応募地域を調査し、年末に実施地域を発表する計画だ。

» 2010年03月29日 07時51分 公開
[ITmedia]

 米Googleは3月26日、2月に発表した1Gbpsのブロードバンド実験計画への参加申し込みを予定通り締め切った。最終的に、1100以上のコミュニティーからの応募と19万4000人以上の個人からの反応があったという。

 この実験は、5万〜50万世帯に対し、家庭に直接光ケーブルをつなぐFTTHで現行の家庭向けブロードバンドの100倍以上高速なネットワークを有料で提供するというものだ。参加募集を開始して以来、多数のコミュニティーが実験誘致のためにさまざまなプロモーションを行った。例えば、回線の遅さで困っている市民を救う「スーパーグーグルマン」のビデオを公式YouTubeサイトに掲載した地方テレビ局のHOMTVや、地名をGoogleにちなんだものに変更するキャンペーンを行った自治体(複数)もある。Googleはこうした盛り上がりを紹介し、「米国中の人々が高速で快適なインターネット接続をいかに切望しているかがはっきりした」としている。

 同社は次のステップとして、実験対象地域の選定に入る。数カ月を費やして応募コミュニティーの現地視察、責任者との面談、第三者組織との協議を行い、その結果に基づいて年末までに実施地域を発表する計画だ。

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