13歳までにハッキングをした経験した34%――米英の若者の実態調査

米国では16%、英国では30%の回答者が「ハッキングは簡単だ」と回答した。

» 2010年04月15日 12時59分 公開
[ITmedia]

 セキュリティ企業のTufin Technologiesは4月14日(現地時間)、米国と英国の10代を対象にしたハッキング経験に関する実態調査結果を発表した。

 ニューヨークの10代の若者1000人を対象に実施した調査では、回答者の半数が、Facebookや電子メールのアカウントでハッキング攻撃を受けたと答え、「ハッキングは間違っている」(75%)、「ハッキングは犯罪」(70%)との認識を示した。

 一方で、ハッキングは「クール(格好が良い)だ」という回答者が39%に上り、16%は「実際にハッキングしようとしたことがある」と打ち明けた。「ハッキングで検挙された」「検挙された人を知っている」と答えたのは全体の15%だった。

 ハッキングをしているのは男子だけとは限らない。ハッキング経験者のうち29%は女子だった。また、13歳までにハッキングを経験した回答者は34%、14〜16歳では52%に達することも判明した。動機は「面白いから」(54%)を筆頭に、「好奇心」(30%)、「騒ぎを起こすため」(14%)、「収入稼ぎ」(7%)などを挙げている。6%はハッキングを仕事にしたいとしている。

 ロンドンで実施した同様の調査では、ハッキングを試みた経験がある10代は26%と、米国よりも多かった。米国では16%、英国では30%が「ハッキングは簡単だ」と答えている。

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