Microsoft、クラウド上のNTFSドライブ「Windows Azure Drive」β版をリリース

Windows Azure Driveは、AzureにNTFSドライブをマウントできるサービス。NTFSと同じインタフェースでAzure Storageに読み書きできる。

» 2010年02月03日 16時38分 公開
[ITmedia]

 米Microsoftは2月2日、クラウドサービス「Windows Azure」のストレージオプション「Windows Azure Drive」のβ版をリリースしたと発表した。昨年11月開催のPDC 2009で「Azure XDrive」として発表された機能だ。

 Windows Azure Driveは、「Page Blob」と呼ばれる永続的なストレージ領域をWindows Azure環境にマウントし、クラウド上のアプリケーションからNTFSとして読み書きできるようにするサービス。Windows Azure Driveで使用するPage BlobはNTFSフォーマットの仮想ハードディスク(VHD)で構成されている。Azure上で稼働しているアプリケーションがクラッシュしても、Page Blob上のデータは残るので、アプリケーションのインスタンスを再起動してPage Blog上のデータを再マウントできる。

 Windows Azure Driveを利用するには、Windows Azure Guest OS 1.1、Windows Azure SDKのFeb 2010バージョンが必要だ。ユーザーはWindows NTFS APIとWindows Azure SDKに含まれるWindows Azure Drive APIを使ってWindows Azure Driveを操作する。

 料金は、β版ではWindows Azure Driveとしての追加料金なしに、Page Blobで占有するストレージ容量と、Page Blobの読み書きのトランザクションのみが課金される。正式版の料金は、Windows Azureの価格表に追加で盛り込まれる見込み。

企業向け情報を集約した「ITmedia エンタープライズ」も併せてチェック

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ