Ubuntu創設者でCanonicalのCEOであるマーク・シャトルワース氏が、「製品設計やユーザーに専念するため」CEOを退いてCOOに就任する。
オープンソースLinuxのUbuntuを支援する英Canonicalは12月17日、創業者であるマーク・シャトルワース氏がCEOを退くと発表した。同氏はCOO(最高執行責任者)として製品設計、パートナーシップ、顧客に専念する。後任は現COOのジェーン・シルバー氏で、2010年3月1日に交代する。
シャトルワース氏は2004年にUbuntuプロジェクトを立ち上げ、プロジェクト支援の目的でCanonicalを創業した。Ubuntuプロジェクトの技術評議会とコミュニティー委員会でリーダーを務めている。CEO退任後もリーダーとしての活動を続けるという。
後任のシルバー氏は創業直後にCanonicalに加わり会社運営全般を監督している。同氏は、CanonicalのCEOとUbuntuコミュニティーのリーダーを分けることで、それぞれの目的達成がこれまでより迅速にできるようになるとしている。
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