Nokia、2010年にSymbianを刷新 Linux端末も投入

Nokiaは2010年にSymbianを2度メジャーアップグレードする計画だ。Linux端末は、Maemo 6搭載モデルの投入を予定している。

» 2009年12月04日 07時00分 公開
[ITmedia]

 Nokiaは2010年にSymbianをアップグレードする計画だ。同社が12月2日に開いた戦略説明会で明らかにした。

 同社はSymbianのユーザーインタフェースを新しいレベルに進化させるとし、2010年半ばまでにSymbianをメジャーアップグレードすると述べた。さらに2010年末までに再度のメジャーアップグレードを計画しているという。

 Linux端末については、初のMaemo 6搭載モバイルコンピュータを2010年後半に投入するとしている。同社は2010年にLinuxスマートフォンを1機種しか出さないと報じられており、Maemo 6端末はその唯一の機種になるとみられる。

 また同社はスマートフォンラインアップにおいてタッチスクリーン、QWERTYキーボード搭載モデルの割合を増やすことや、サービス事業を強化し、Ovi対応のアプリやコンテンツを開発するためのツールを改善することも明らかにしている。

 携帯電話市場の動向については、Nokiaは2010年には市場全体が安定すると見込んでいる。同社の予測では、同年の世界携帯出荷台数は、前年比で約10%増加する見通しだ。Nokia自身の携帯電話出荷台数については、2010年は横ばいを目指すとしている。

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