「Google Wave」の課題とは――Googleがアンケート結果を発表

Googleが、招待枠の拡大から約2カ月たったリアルタイムコラボレーションツール「Google Wave」に関するユーザーアンケートの結果を発表した。

» 2009年11月30日 07時38分 公開
[ITmedia]

 米Googleは11月27日、同社の次世代コラボレーションツール「Google Wave」に関するオンラインアンケートの結果を発表した。

 Google Waveは、同社が5月末に発表したコラボレーション、コミュニケーションのためのプラットフォームで、waveと呼ばれるコミュニケーションの場で参加者がチャットやドキュメントの共同編集などをリアルタイムで行うというコンセプトを持つ。9月末から10万人を対象とした招待制のアカウント提供が始まっている。

 今回のアンケートは、Google Waveの気に入っている点と問題点をそれぞれ3つずつ挙げるというもので、ベスト5は以下の通り。

気に入っている点

  1. Google Waveのコンセプト自体
  2. 人とコラボレーションできること
  3. コミュニケーションとドキュメントを統合できるところ
  4. エクステンションとロボットを組み込めるところ
  5. メッセージのどこにでも返事を差し込めるところ

問題点

  1. アカウントを持っている知人がいない
  2. 遅い
  3. その他
  4. 頻繁にクラッシュする、バグが多い
  5. waveをほかの人が編集できない「リードオンリー」にできない

 また、Google Waveに追加してほしい機能として、メールなど既存のツールとの統合や、新着メッセージのアラート機能などが挙がっているという。Googleはこれらの回答を踏まえ、招待枠の拡大、既存ツールとの統合、スピードの向上に取り組むとしている。

 このアンケートは、無作為に抽出したGoogle Waveの協力者へのメール、ヘルプセンターからのリンク、Twitterで行った。Googleは、引き続きユーザーからのフィードバックを求めている。

Google Waveの気に入っている点(左)と問題点(右)のアンケート結果

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