米ITサービス企業の調査によると、企業PCの90%近くがWindows 7の最小インストール要件を満たしている。Vistaのときは50%だった。
企業にあるPCの88%は、Windows 7を動かせる――米ITサービス企業Softchoiceがこのような調査結果を発表した。
同社が45万台以上の企業のPCを分析した結果、88%がWindows 7の最小インストール要件を満たしていることが分かった。これに対し、同社がWindows Vistaリリース時に行った調査では、Vistaの最小インストール要件を満たすPCは50%しかなかったという。
さらに、Windows 7を最適に動かせる構成のPCは65%に上った。Vistaリリース時の調査ではわずか6%だった。最適構成でないPCも、大半はRAMとHDDをアップグレードすれば最適な環境になるという。完全なリプレースが必要なPCはわずか5%、Vistaのときは16%だった。
同社が調査したPCのうち、90%以上がWindows XPを使っており、約5%がサポートが終了したバージョン(Windows NTやWindows 2000)を使っている。Vista搭載PCは3%だった。古いOSを使い続けると生産性やセキュリティ上の問題が起きる可能性があるため、新しいバージョンに移行した方がいいと同社はアドバイスしている。
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