野村證券金融工学研究センター、バッヂの一元化・自動化を目指しジョブ管理ツールを採用ライセンス交換が決め手に

野村證券金融工学研究センターは個別実行しているバッチジョブの統合的な一元管理と、バッチジョブの自動化を目的にBSPのA-AUTOを採用。選定の際は「ライセンス交換サービス」が決め手となった。

» 2009年04月13日 12時13分 公開
[ITmedia]

 野村證券金融工学研究センターは4月13日、ジョブ管理ツール「A-AUTO(エーオート)」の最新バージョンVer7.1の採用を決定した。開発・販売元であるBSPが発表した。

 野村證券金融工学研究センターでは、マルチプラットフォーム環境でクオンツアナリストが使用する各種システムが増加傾向にあったという。今回の採用は、各サーバにおいて個別に自動実行しているバッチジョブの統合的な一元管理と、バッチジョブの自動化を目的としたものとなる。

 選定に際しては、A-AUTOの性能・機能面に加え、BSPの特徴的な保守サービスである「ライセンス交換サービス」がポイントになったという。ライセンス交換サービスとは、サイジングなどにより新しいぴラットフォームにBSP製品を移行する場合、新たなライセンス料は不要(=それまで使用していたプラットフォーム対応版のライセンスと交換)になるというもの。例えばA-AUTO for UNIXからA-AUTO for Windowsに移行する、といったケースが該当する。

 (4/14 追記)4月中の一部稼働を目指し、その後全システムに対し展開する。野村證券金融工学研究センターでは、従来手作業で行っていたバッチ自動化による負荷軽減や、それによるシステム構築の柔軟性向上に期待しているという。

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