ハーレクインを“立ち読み” デジタルサイネージで

» 2011年06月22日 16時12分 公開
[Business Media 誠]

 ソフトバンク クリエイティブは6月22日、相互コミュニケーション型デジタルサイネージ※(電子看板、参照リンク)向けに新たに電子書籍閲覧アプリを開発、タッチパネルに直接触れながら電子書籍を閲覧できる「立ち読みサービス」を提供すると発表した。

※相互コミュニケーション型デジタルサイネージ……利用者が直接ディスプレイに触れることで、必要な情報をスマートフォン感覚で自由に得られるデジタルサイネージのこと。
相互コミュニケーション型デジタルサイネージのイメージ画像(出典:ソフトバンク クリエイティブ)

 同社では第1弾として、博多港国際ターミナルに設置するデジタルサイネージで、ハーレクインコミックスの「立ち読みサービス」を6月26日から開始する。iPhone/iPad用の人気作品を1タイトルにつき50ページまで無料で読めるサービスで、日本語・英語・韓国語・中国語(簡体字)の4カ国語に対応、切り替え操作をすることで、それぞれの言語のハーレクインコミックスを、タッチパネルに直接触れページを繰りながら閲覧できるという。

 50ページより先を読みたい場合は、iPhoneのカメラでデジタルサイネージの画面上のQRコードを読み込んだり、画面にメールアドレスを入力して購入先のURLを受信したりして、AppStoreにアクセスすることで全編を購入できる。当初は10タイトルを配信し、今後追加していくという。

 ソフトバンク クリエイティブでは「このサービスを通じて、国内外でのハーレクインコミックスへの関心を促進し、世界中の幅広い展開に向けた足がかりとする。同時に、今回開発した電子書籍閲覧アプリをハードウエアとセットで、さまざまな分野の店舗や施設にデジタルサイネージのトータルソリューションとして積極的に展開していきたい」とコメントしている。

閲覧イメージ(出典:ソフトバンク クリエイティブ)

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.