アプリやWebサイトに音声・ビデオ通話を簡単に導入、NTTコミュニケーションズが有償サービスを提供開始WebRTCを即日実装

NTTコミュニケーションズは、音声やビデオ通話によるリアルタイムコミュニケーション機能を、スマートフォン向けのアプリやWebサイトに即日実装可能なクラウドサービスの提供を開始した。

» 2017年09月07日 18時30分 公開
[ITmedia マーケティング]

 NTTコミュニケーションズは2017年9月7日、音声やビデオ通話によるリアルタイムコミュニケーション機能をスマートフォンやタブレット端末向けアプリ、Webサイトに即日実装可能なクラウドサービス「Enterprise Cloud WebRTC Platform SkyWay(以下、SkyWay)」の提供をグローバルで開始した。

 SkyWayは、リアルタイムコミュニケーションを実現する標準技術「WebRTC」の利用に必要なサーバー群をNTTコミュニケーションズが運用し、SDK(Software Development Kit.)として提供するサービス。これまで約8000のアプリ、約5000人の開発者、約30万人のエンドユーザーに利用されている。

 遠隔コミュニケーションやコールセンターなどにおいて、オンラインでのリアルタイムコミュニケーション機能に対するニーズが高まる一方、従来これを実装には高度な技術開発が必要だった。NTTコミュニケーションズは2013年12月より開発者向けにWebRTCを活用できるプラットフォームとしてSkyWayをトライアル提供していたが、今回これを商用サービスとしても提供。これまでの無償プランに加え、テクニカルサポートやSLA(サービスレベル保証)が付いたエンタープライズ向けの有償プランを提供する。これにより、自社で運営するアプリやWebサイトにSDKを組み込むだけで、利用者に音声・ビデオ通話やデータ通信を実現できる環境を簡単に導入できる。

画像 SkyWayの概要《クリックで拡大》

 提供されるSDKは、Webブラウザ、iOS、Android、IoT対応機器向けの4種類。WebRTCに必要なサーバー群はNTT Comが運用するため、導入企業はWebRTC用の設備を自社で構築・運用することなく、サービス開発・提供に専念できる。

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