インテリジェンス ビジネスソリューションズ、機械学習を活用した営業支援システムを独自開発営業活動に必要なリスト情報を自動的に生成

インテリジェンス ビジネスソリューションズは、機械学習を活用した営業支援システムを開発したと発表した。

» 2017年06月13日 12時30分 公開
[ITmedia マーケティング]

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 インテリジェンス ビジネスソリューションズ(以下、IBS)はSigfossとともに機械学習を活用した営業支援システムを開発したと発表した。

 同システムは既にグループ会社のテンプスタッフが2017年2月に導入している。派遣事業の営業活動における新規顧客開拓をオートメーション化し、効率化を実現するもので、営業活動に必要なリスト情報を自動的に生成する。生成されたリストを基に営業担当者が営業を行い、活動結果をシステムに反映すると活動結果を学習してリストの精度を高める品質向上サイクルも実現した。リスト情報はボタン1つで閲覧することが可能なため、フレキシブルな営業活動につながり、効率的な営業活動を行える。これにより、全拠点の営業力の向上はもちろんのこと、拠点ごとにばらつきのあった品質においても平準化を可能にしたという。

 同システムには、統計解析手法と機械学習を活用している。統計解析手法は「AとBという情報の組み合わせからCとの関連性を確率によって導き出す」といった分析手法。これを活用することで大量の情報の中から規則性や関連性を見つけ出し、その予測を基に営業活動に適切なリストを作成する。

 また、機械学習を活用して予測データに基づく営業活動を行い、さらにその活動結果をシステムに反映することで統計解析の予測精度を向上させる。活動結果をシステムに反映すればするほど予測精度が向上するため、有効なリストの作成につなげることができる。

 従来、派遣事業の営業担当者は新規の顧客開拓において、過去に取り引きのあった企業の掘り起しや求人情報の検索など、多くの時間と工数を費やしてきた。また、営業活動の内容は個々の担当者によって異なり、ノウハウが俗人化して共有されにくいという課題があり、拠点により成果にばらつきがあった。今回のシステムは、これらの課題を解決するために開発した。

 今後は、派遣事業、BPO事業を営むグループ各社に同システムを展開し、より多くの営業担当者の効率化を実現する予定だ。また顧客管理システムや人材サービスの基幹システムなど周辺システムと連携させ、利便性のを向上させてさらなる営業活動の効率化を目指すという。

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