売れるWebデザインの秘密は“フォント”にあった【第2回】:ユーザーに「一貫性のある体験」を提供できるWebサイトに必要な要素は?

マルチデバイスが当たり前になって久しい。いつ、どこでも、どんな環境下でも一貫したユーザー体験を提供できる心地良いWebサイトの共通点は何だろうか。IA/UXディレクターの森田 雄さんに話を聞いた。

画像 森田 雄さん

 近年、Webサイトを閲覧する環境が急速に変わりつつある。スマートフォンやタブレットの数・種類は増え続け、マルチデバイス化、ディスプレイの高解像度化などが進んでいる。PCだけでネット環境につながる時代は過ぎ去ったといえよう。

 ユーザーはスマートフォンやタブレット、PCなど、デバイスをまたいで同一のサイトを見にやってくる。さらに、単にデバイスが多様化しただけでなく、自宅でくつろぎながらPCで、通勤時間中にスマートフォンで、昼休憩中にタブレットで……と、さまざまなシチュエーションでサイトに接触すると考える必要が出てきた。

 進化し続けるデジタル環境下において「見られるサイト」「読まれるサイト」に共通する要素は何か。多種多様な端末が普及している今、あらゆるスクリーンサイズや解像度に対応できるWebデザインを用いるのは大前提といえるだろう。画面幅に応じて横幅が拡大・縮小し、ユーザーが最適な形で閲覧できるHTMLレイアウト、レスポンシブデザインがその一例だ。

 さらに、スマートフォンでWebに接触するのが当たり前になった今、スマートフォンの狭い画面を長時間見ていてもストレスを感じにくい情報整理も必要になってきた。PC全盛期だった時代とは異なり、情報を詰め込み過ぎるのではなく、入れるべき情報を厳選しなければならない。

 本シリーズではさまざまな分野のエキスパートに登場いただき、「売れるサイト」「読まれるサイト」「愛されるサイト」にとってフォントが重要である理由を語ってもらう。第2回のゲストはツルカメ代表取締役社長で、IA(情報アーキテクチャ)とUX(ユーザーエクスペリエンス)を専門とする森田 雄さんだ。Webにまつわる多くのことが変化している今、Web担当者はIA/UXとどう向き合っていくべきなのかを尋ねた。

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